酢之宮だより

香取の杜から、折々のたよりをお届けします。

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大所帯で

先日、取材のお話を頂き、昨日、取材陣の方々がいらっしゃいました。

これまでWEBや紙面での取材ですと、いらっしゃるのは2‐4名くらいでしたので、そのつもりでおりました。

 

が、今回は総勢9名!

大雨でしたので、濡縁でご対応ができず、工房内での取材となりました。

予想外の人数に、来客用のコップも足りず、スリッパ(工房内土足厳禁です)も足りず、急遽、床に段ボールを敷いて入っていただきました。

ハプニング続出のおかげで緊張がほぐれ、私どもとしてはお話ししやすかったです。

 

取材が始まり、起業した経緯から、これまでのお客様とのやり取りや、自分たちの在り方をお話しさせていただきました。 

中には涙ぐんで聞いてくださる方、自己開示してくださる方、取材というよりも座談会のような雰囲気を感じました。

酵素酢柿の神髄が運んでくれたご縁は、いつも温かい。

 

取材陣の皆様、大雨の中ご来訪ありがとうございました。

誰が為に

今日の夕方、電話がかかってきました。

「宮嵜さん?今から行くから!場所どこだっけ?」

耳を少し離したくなるほど元気なお声に、驚きながらも行き方を説明しました。

その後も、何度も電話をしてはなかなかお会いできず、お迎えに行ってようやく会えました。

 

いらしたのは、78になる男性で、とても元気な声でお話してくださいました。

「実は去年ガンが見つかって余命1年って言われてね、来月でその1年になるんだ。でも働かないといけないんだよ。手術したら働けないし、内臓とっちゃったら、身体ガタガタになると思うんだよ。」

「それでね、去年たまたまこの新聞見てさ、この笑顔と内容読んで、「これだ!」って思ったの。だからね去年の年末にお宅へ行ったんだけど、留守でさ。それでまた別の日に行ったら迷っちゃってさ。そんで、今回電話してきたんだよ。」

「ナビもスマホも使えないから、息子がね、電話番号だけ分かればなんとかなるっていうからさ。それだけ持って出てきたんだ。3回目でようやく来れたよ。」

そういって、鉛筆で電話番号が書かれた私たちを紹介してくれている「ちいき新聞」を見せてくれました。

それは、半年以上前に発行された新聞でした。

 

「俺さ、本当はいつ死んでもいいんだけど、趣味があってね。それをね、老人ホームに行って披露するんだよね。」

「俺も老人なんだけどね(笑)。けどさ、頼まれたら行くでしょ。」

「そしたらさ、この前ね、人生で一番恥ずかしかったんだけど、「冥途の土産にサインが欲しい」って90のばあさんに頼まれたの。恥ずかしいでしょ。けど頼まれたから書いたんだよ。」

「だからさ、もう少し頑張って生きたいんだ。喜んでもらいたいし。これで少し生きながらえるかな?」

「お酢が無くなったらまた来るよ」

サインの話を恥ずかしそうにした後、素敵な笑顔で帰られました。

 

また、元気な「今から行くから!」のお声、お待ちしています。

搾りが終わりました

搾りが終わりました。

 

今年は天気に恵まれたほうで、順調に進みました。

 

楽しく作業できたのですが、始めたころとひと昔分年をとったからでしょうか、終わった後の筋肉疲労が著しく…。

 

庭の草刈りをしつつ、疲労回復に努める毎日です。

 


新商品のご案内です

新商品のご案内です。

どちらもそのままお召し上がりいただけます。

材料はシンプルなだけに、素材の深さを感じてもらえる一品です。

毎日の食卓のぜひどうぞ。

柿の神髄と相性の良い煮干しで漬けました。

じっくり漬けた煮干しは柔らかいので、丸ごと食べることができます。

煮干しでしか味わえない旨味。

一物全体食の身体にしみる美味しさを味わってください。

 


酢之宮が肥料も農薬も使わずに育てた甘い大根を、一枚一枚、手作業で切って天日干しにし、柿の神髄に漬けました。

原材料は大根と柿の神髄だけなのに、甘みと旨味が染み出してきます。

 太陽と大地の恵みを発酵のチカラで引き出しました。

 



ギフトセットをリニューアルしました。

白地に酢之宮の箔押し。

シンプルで品の良い仕上がりとなりました。

品質の良さを箱からも感じていただけるデザインです。

搾りが始まりました

搾りが始まりました。

醪からワインのような甘酸っぱい香りが漂ってきます。

菌膜もできてきて、元気な醪たちです。


マルシェを終えて

数年ぶりにマルシェに続けて出店いたしました。

予想を超えるお客様の数と反響に、私たち自身、驚いてしまいました。

 

「お酢!味見していいですか?」「出店してくれてありがとうございます」「また来ちゃいました」

初めての方、楽しみにしてくださっていた方、何度も来店してくださった方、皆さまのお声にどれだけ励まされたか。

お立ち寄りくださった皆様の生き生きとした表情、味見を楽しんでくださる姿が、どれだけ嬉しかったか。

しばらくは、その余韻に浸って過ごしておりました。

 

改めて感謝申し上げます。

皆さまと共有できたこの時間がとても幸せでした。

また、来年お会いできることを楽しみにしております。

 

酢之宮醸造所

代表 宮嵜博之

女将   和美

酒蔵祭りに出店します

千葉県神崎町の酒蔵まつり2024に出店します。

5年ぶりの開催とあり、とても楽しみです!

ボトルをはじめ、加工品の煮干しと切干大根の酢漬けも販売します。

 

出店場所は、寺田本家さんから土手に向かって2ブロック先になります。

みなさまとお会いできるのを楽しみにしております!

 

 


神社巡り

2月は、幸運なことに、たくさんの神社を訪れる機会に恵まれました。

かつては神社を訪れても、自分の願い事を伝えるだけでした。  

 

今は、神社を取り囲む木々の中で心が静まり、何か大切なものに守られているような安心感が湧きます。  

ここにいられることのありがたさを感じ、感謝の気持ちを捧げる場所となりました。  

 

柿の神髄も皆様にとって、心の安らぎの源となるよう、心を込めてお届けしたいと思っております。


切干大根の甘辛酢醬油漬けレシピ

柿の神髄で作る甘辛酢醬油漬けのレシピを公開しました。

 

調味料をお好みに合わせて、ご自分に合った漬物を。

サッと作れる簡単レシピですので、ぜひお試しください。

 

※レシピはお子様でも食べやすく、甘めに設定しております。

 唐辛子などはお好みで加えてください。

 

※残った漬け汁は、お魚の煮付けや、お肉の下味などにご利用できます。

今年もよろしくお願いします

令和6年能登半島地震に被災された皆様には、一日も早い復興と日常が戻りますことを、心より願っております。

 

2024年 明けましておめでとうございます。

変わりない日常がどれだけありがたいかを感じる毎日です。

 

元旦に氏神様に初詣に参りました。

鳥居には、手編みの藁で作った「しめ縄」と「門松」が。

新年の神様をお迎えするにあたり、地元の方が作っているそうです。

 

時間をかけて新年のお迎えの準備をする。

掌の中でできることで十分なんだと

形ではなく心だと、教えていただきました。

 

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします