先日、これまで対応したことないお仕事の依頼をいただきました。
詳細が決まるにつれ、ご注文通りにお応えできるだろうかという不安が生まれました。そして、中途半端にやるよりは、取引先にお手伝いをお願いする方が良いのではないか、とさえ思いました。
ですが、「お客様はなぜ私たちにご注文下さったのか。」と考えたときに、「できる」「できない」ではなく、お客様の気持ちに「応えたい」という気持ちが固まり、ただそのために動きました。そのうちに、「できる」という確信が生まれ、その仕事をすることがだんだん楽しくなっていったのです。
作業しながら自分たちの仕事の幅が増えていく実感ができ、この仕事をご依頼くださったお客様にそのことへの感謝が生まれました。
すべての発送を終えたとき、ふと頭に「仕事とは、事に仕える(奉仕する)、ということ。そこに私情を挟んではいけない」と教わったことを思い出しました。
もし、不安を抱え、自分たちの都合を考えて行動していたら、きっとこのような気持ちは生まれなかったと思います。
私たちの仕事は、お客様に安心をお届けすること。それは柿の神髄をお届けすることだけではないということを、教えていただきました。
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きになるき (金曜日, 18 9月 2020 18:50)
どんな「こと」だったのでしょうか?
酢之宮醸造所 (土曜日, 19 9月 2020 07:05)
端的に答えるとしたら、目の前にある「こと」、でしょうか。
形ある「こと」ない「こと」それらを受け止め、そこに応える。
先日、ご注文下さったお客様からブログのご感想を頂いたき、喜んでくださった「こと」に安堵と喜びを感じております。
私たちなりのご質問のお答えとさせていただきます。