酢之宮醸造所について

 

 酢之宮醸造所は、街おこしコンサルタント会社に勤務していた代表・宮嵜博之と、環境試験会社に勤務していた妻で杜氏の和美の二人が、2013年10月に設立した酢の醸造所です。

 

 かつて潰瘍性大腸炎に苦しんだ代表が、天然醸造の柿酢を飲用することで快癒した経験から、より純粋高品質な柿酢を自らの手で醸造して、健康的な生活を願う皆さまに届けることを決意。

 代表の出身地である千葉県香取市の里山のなかの古民家を購入し、2014年より本格的に醸造を開始して以来、香取神宮の里山の自然に囲まれながら、焦らずじっくり柿酢を造っています。

 

 『柿の神髄』の試飲や直売も行っておりますので、香取神宮ご参詣のおりに、ぜひお立ち寄りください。

 

 


わたしたちの源、伊豆のふるさと村

出雲大社に諸国の神々が集う神無月。

東国の留守をお守りになっている経津主大神の御座す香取神宮の里山で、酢之宮醸造所は新しい柿酢の仕込みを始めます。

 

柿酢の醸造には酵母菌や酢酸菌が不可欠です。

アルコールに純粋培養された種菌を植え付ければ、酢は簡単に出来上がります。

しかし、そこに自然はありません。

自然には、一つのものだけで何かを作り上げる、ということはないのです。

多種多様な野生酵母と酢酸菌が多種多様な酵素を作り、それらの働きが作り上げる柿酢だからこそ、そこから様々な恩恵を受けることが出来るのです。

そんな酢之宮のこだわりの源は、伊豆のふるさと村にあります。

 

これから少しずつ、酢之宮のこだわりと伊豆のふるさと村のことを書いていきたいと思います。


毎年11月30日に、香取神宮では大饗祭が執り行われます。

旧暦の神無月が終わる11月の末、出雲の国からの帰路の途中に、東国の留守を護っていた経津主神のもとに立ち寄られる東国33ヶ国の神々を、食撰と呼ばれる特別な食べ物で饗するお祭りです。

 

食事は、神様にとっても私たち人間にとっても、全ての営みの基本です。

身体は口から入ったもので出来ている。

だから、悪いものを入れれば当然身体も悪くなる。
大切なのは、何をどうやって口に入れるのか。

この当たり前すぎて気にもしていなかった食への視点に気づかせ、自分たちの生活を一変させた「秋山食養道」と出会ったのが、伊豆のふるさと村でした。

 

ふるさと村」は伊豆の松崎町の山頂付近にあります。

秋山龍三先生が、自然に沿った生活をしたいという想いを形にするため、ご自身で開墾し、築かれた村です。

多くの方々が食養相談に訪れ、断食、野菜づくりや伝統的な食材を手造りするなど、食に関わる様々なことに取り組んでいます。

 

私たちが「ふるさと村」を最初に訪れたのは、代表が潰瘍性大腸炎だと分かり、どうしてよいか不安で仕方なかった時でした。

「伊豆に仙人がいる」 そう聞いて訪ねた村でお会いした先生は、淡々とした語り口ながら、その奥底にある揺るぎない信念が感じられました。

それは、先生がご自分の手で、足で、すべて確認して得たものに根ざしているからだと、お話を伺っていてわかりました。