酢之宮醸造所について

 

 湧水も美味しく車もほとんど通らない、香取神宮の里山のなかの古民家が酢之宮醸造所の工房です。

ここで夫婦二人、焦らずじっくり柿酢を醸しています。

 

システムエンジニアだった夫・博之と分析技術者だった妻・和美が柿酢に出会ったきっかけは、夫の潰瘍性大腸炎でした。

薬では症状を抑えることができず、通勤電車に乗るのもままならない夫の病状に、当時20代後半だった私たち夫婦はこれからの生活への不安しかありませんでした。

そして数年後、日常生活を送ることがいよいよ困難になったとき、療養生活をするために伊豆の食養家のもとに向かいました。

 

そこでの食生活の基本が、朝晩おちょこ一杯の柿酢。

酢が苦手だった夫でしたが、この柿酢こそ自分には必要なものだったと、徐々に実感していきました。

 

伊豆での療養生活が続いたある日、霞がかった山々の間から朝日が上る光景が、まるで希望の光に輝く桃源郷のように見えたそうです。

その景色を眺めながら感じた、お腹の底から湧き上がる想いが今も心の励みになっている、そう夫は言います。

 

やがて、夫の大腸の状態は医師からも太鼓判を押されるほどとなりました。

「もう大丈夫」

それが分かったとき、家族ひとりひとりが元気でいることがどれだけ大切かを実感しました。

 

自然、心、身体はすべて繋がっていて、自然なくして人の心と身体は整わない。

身体は大事にすれば応えてくれるし、聴けば教えてくれる。

闘病体験をとおして、このことを私たち夫婦は知りました。

 

そんな私たちがお客様にお届けしたいのは、お客様の笑顔あふれる人生そのもの。

「酵素酢 柿の神髄」が、そのきっかけとなることを願ってやみません。


わたしたちの源、伊豆のふるさと村

伊豆のふるさと村は、秋山龍三氏が山の一部をご自身で開墾し、築かれた村です。

自然に沿った暮らしを実践している秋山氏のもとには、多くの方々が食養相談に訪れ、断食、野菜や伝統的な食材づくりなど、食に関わる様々なことに取り組んでいます。(*)

 

食べることは生きることであり、死に向かっていくことでもある。

ならば、どう生きてどう死ぬのか。

秋山氏がご自分の手で、足で、すべて確認して得たものに根ざしている「秋山食養道」を知った私たちは、薬で抑えるよりも、時間をかけてでも自分の身体と向き合うことを選びました。

 

身体は口から入ったもので出来ている。

悪いものを入れれば当然身体も悪くなる。

大切なのは、何をどうやって口に入れるのか。

淡々とした語り口ながらも、その奥底にある揺るぎない信念が感じられる秋山氏との出会いが、私たちの生活を一変させました。

 

人も食も自然にあるがままに。

ふるさと村から教わった柿酢造りを、酢之宮醸造所はこれからも、自然のままに続けていこうと思います。

 

 

 

*秋山氏は引退され、今は後継者の方が運営しています。